【鍼灸院】Instagramの集客・運用方法を紹介!投稿のネタとコツを解説!

「Instagramで鍼灸院の集客つなげたい!」──そんなふうに、Instagramを使って患者さんの来院につなげたいと考えている方は多くいます。

しかし、「何から始めたらいいのかわからない」「集客につながるコツを知りたい」など悩むことはたくさんあります。

そこで、本記事では、はじめての方向けにInstagramを運用する上で大切なポイントを解説します。

目次

鍼灸院の集客において、Instagramは役立つ?

鍼灸院の集客において、Instagramはとても役立ちます。

近年、口コミだけでなく、Instagramもチェックして来院するケースも増えてきました。

特に若い世代では、Googleマップの口コミとInstagramの両方をチェックし、来院前に「どんな雰囲気の院なのか」「どんな人が施術しているのか」を見るのが当たり前になっています。

2022年2月に野村総合研究所が行った「生活者年末ネット調査」でも、SNSを情報収集に使う人が増えていることがわかっています。

とくにZ世代の女性では、約78%がInstagramで情報を調べているという結果が出ています。

このことから鍼灸院でSNSでの集客を考えるなら、Instagramを使った集客も考えてもよいといえます。

参考:野村総合研究所「Z世代の“SNS疲れ”から生まれる一人行動ニーズ」

鍼灸院がInstagramを運用するメリット・デメリット

鍼灸院がInstagramを運用するには、メリット・デメリットがあります。

Instagramを始める前に、それぞれの点を理解しておきましょう。

メリット

ユーザー数が多い

Instagramは、日本国内で3,500万人以上のアクティブユーザーを抱える人気のSNSです。

数あるSNSのなかでも、Instagramは利用率が高いのが特徴です。

若者層のユーザー利用率は50%を超え、今後は30~40代のユーザーも増えていく見込みです。

より幅広い年代が使われるようになったため、集客ツールとしての利用価値が高まっています。

投稿に対してユーザーから興味を持ってもらいやすい

施術の内容や院内の雰囲気など、テキストでは伝わりにくい情報も、画像や動画を使えば一目で伝えることができます。

画像や動画は直感的に理解されやすく、見る人の負担も少ないため、多くの人にリーチすることができます。

一方で、テキストだけの説明は読む負担がかかり、途中で読むのをやめられてしまうことも少なくありません。

画像や動画といった視覚的なコンテンツは、テキストよりも強く購買意欲に働きかける効果が高いとされています。

ハッシュタグ検索でターゲットにアプローチしやすい

Instagramでは、ハッシュタグを使うことで、特定のターゲットにアプローチできます。

たとえば「#肩こり改善」や「#美容鍼」など、悩みや目的に合わせたタグを付ければ、それに関連した情報を探しているユーザーに表示されます。

地域名を含めたタグ(例:#○○市鍼灸院、#○○区美容鍼)を使えば、近隣に住む人に見てもらいやすくなります。

また、Instagramはブログのように長いテキストを考えて作る必要がありません。

ハッシュタグと写真・動画があれば始められるので、投稿の負担も少なく続けやすいのもメリットです。

デメリット

すぐに効果でないため、継続的な投稿が必要

Instagramは、投稿してすぐに効果がでるわけではありません。

始めてから1年ほどかけて、少しずつ効果が見えてくるものだと考えておきましょう。

フォロワーが少ないうちは反応もないですが、そこでやめずに継続することが大切です。

更新が止まるとユーザーの動きも止まり、せっかく増えた関心も離れてしまいます。

成果が出るまでに時間がかかる分、コツコツ続ける姿勢がInstagram運用には欠かせません。

投稿が埋もれる=過去の投稿を見てもらえない

Instagramでは、新しい投稿が上に表示されるため、古くなった投稿はどんどん下に埋もれてしまいます。

今では多くの人や鍼灸院がInstagramを活用しているため、競争が激しくなっています。

そのため、せっかく投稿しても見てもらえないケースが少なくありません。

投稿を継続することはもちろん、ストーリーズやハイライトを活用し、過去の投稿も再度見てもらえるような工夫が必要です。

HP(予約)リンクが貼れるのはプロフとストーリーズのみ

Instagramでは、投稿記事に直接リンクを貼ることができません。

「投稿→すぐ予約」にはつながりにくいため、予約獲得までの導線づくりがポイントになります。

プロフィールやストーリーズにはリンクを貼ることができるため、予約サイトやHPのリンクを貼りましょう。

そのうえで、「投稿→プロフィール・ストーリーズ」にうまく誘導するために、「詳しくはプロフィールへ」「ストーリーズのリンクから予約できます」といった一言を添えるなど工夫しましょう。

Instagramの運用のポイント

やみくもに投稿しても、成果はでません。ここではInstagramの運用のポイントを解説します。

ハッシュタグとジオタグを使う

Instagramで投稿するときは、ハッシュタグとジオタグをうまく使うのがポイントです。

ユーザーはよく、ハッシュタグから投稿を見つけます。

たとえば「#腰痛」や「#腰痛改善」など、症状名を検索する人も多いです。

ただ、院に来てほしいのは近くの人なので、「#○○市」といった地域のタグを入れましょう。

ハッシュタグは多くても10個程度にして、症状名や地域名など、検索されやすいもの似絞りましょう。

ジオタグ(位置情報)も効果的です。

ジオタグは、投稿やストーリーに院の位置情報を表示する機能です。

最近では、ジオタグを使って、近くのお店を探す人も増えています。

投稿とジオタグを合わせることで、「近くで探している人」に見つけてもらいやすくなります。

自分からいいね・フォローする

投稿しても、フォロワーが少ないうちはほとんど見られません。

そのため、最初は、「見てもらうためのアクション」が大切です。

まずは、近隣の飲食店や地域系アカウントをフォローしているユーザーを見つけましょう。

地域名でハッシュタグ検索をすると、周辺エリアの投稿がチェックできます。

近隣のユーザーや健康に関心がありそうなユーザーを中心に「いいね」を押していきましょう。

そのうち、何人かがあなたのアカウントを見に来るようになり、フォロワーになってくれます。

フォロワーがある程度増えてくると、自然と新しいフォロワーも集まりやすくなります。

最初はコツコツ「いいね」して、存在を知ってもらいましょう。

QRコードの設置、アカウント名を院内発信する

自院のアカウントからフォローやいいねを行う以外にも、実際に院に来てくれた方にフォローしてもらうのも効果的です。

受付やテーブルなどにQRコードを載せておけば、スマホで読み込むだけで簡単にフォローしてもらえます。

一度フォローしてもらえれば、あなたの院の投稿を自然と見てもらえるようになります。

投稿を見続けるうちに、患者さんがあなたの院のファンになることもあります。

ファンになれば、リピートしてくれる確率がグッと上がります。

来院のタイミングをチャンスと思い、インスタグラムでつながるきっかけを作ってみましょう。

Instagramの運用における注意点

Instagramを使う上で、いくつか注意点があります。知らず知らずのうちにペナルティを受けないように、事前にチェックしておきましょう。

短時間に大量の「いいね」はNG

1日に50個のいいねを付けることはできます。

しかし、短時間における大量のいいねは、インスタグラムの利用規約に違反します。

アカウント凍結や投稿が表示されにくいペナルティをうける場合があるので、注意しましょう。

広告違反に気をつける

インスタグラムも広告ガイドラインの規制対象であるため注意しましょう。

「治る」や「○○専門」、「ナンバーワン」「効果をPR」など、広告してはいけないワードを使わないようにしましょう。

また、不適切・不快に感じる投稿をすると、イメージだけでなく、炎上や中傷誹謗をされるケースもあります。

投稿する前に、問題のない投稿内容なのかチェックするようにしましょう。

鍼灸院におけるおすすめ投稿内容

鍼灸院ならではの投稿ネタをご紹介します。

顧客の感想・施術の様子

鍼灸が気になっている人の多くは、「痛みはどれくらい?」「どんな風に施術されるの?」といった不安を抱えています。

そんなとき、実際に来院した人の感想や様子が伝わる投稿は、とても頼りになります。

たとえば、「刺された感覚がなかった」「心地よくて寝てしまった」など、リアルな感覚をそのままコメントにしてアップするのがおすすめです。

施術の流れや様子が見えると、はじめての人にとって安心材料になります。

リアルな口コミ発信は、ファンづくりだけでなく、オリジナルの投稿としてインスタグラムから評価されるでしょう。

院長・スタッフの日常

見た人が「この鍼灸院、なんかいいかも」と感じるポイントが、“人柄”や“空気感”です。

日常を映した投稿は、効果的な1つの方法です。

たとえば、院内での勉強会の様子や院内のインテリア、こだわりの備品など紹介すると良いでしょう。

「○○系の知識・技術を高めているんだな」「清潔感があってリラックスできそう」など来院前の不安を少しずつ解消するきっかけになります。

セルフケア・ツボ紹介

セルフケアやツボについて、調べているユーザーは多く存在します。

鍼灸師として、肩こりや美容、季節ごとセルフケアの投稿をすると、たくさんの人にリーチしやすいのでおすすめです。

セルフケアやツボの投稿を通じて、鍼灸院そのもののサービスを知ってもらえるきっかけとなり、新規獲得につながることもあります。

鍼灸院がはじめてInstagramを開設する流れ

Instagramのアカウント開設は、簡単です。

開設の流れについて、紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

①Instagramのアプリをダウンロードする

Instagramをダウンロードします。

②アカウント作成する

アカウントを作成するには、以下の項目を入力することが求められます。

  • メールアドレスまたは電話番号
  • パスワード
  • 名前
  • ユーザーネーム

ユーザーネームは、英数字で設定しなければなりません。

名前では、日本語で設定でき、ユーザーのほとんどは、名前をみてアカウントを認識します。

パスワードは、忘れないように控えておきましょう。

③プロフィールを作成する

フォローまたは、HPのリンクにアクセスしてもらうよう、できるだけ魅力的なプロフィールにしましょう。

予約サイトまたはHPのリンクが貼れるページであるため、忘れずにリンクを貼りましょう。

プロフィール画像は、鍼灸院のロゴや院長の顔写真などをアップしましょう。

プロフィール文では、院のコンセプトや基本情報などわかりやすく記載しましょう。

④10個投稿する

Instagramを始めたら、まずは10投稿くらいを目安にアップしておくのがおすすめです。

投稿がまったくないと、興味が薄れてしまい、すぐ離れてしまいます。

フォロワーを増やすべく、投稿を増やし、アカウントの充実度を高めていきましょう。

まとめ

Instagramは、若年層を中心に、多くのユーザーにアプローチできるツールです。

ブログなどのSEO対策とは違い、画像・動画と少ないテキストで投稿できるため、投稿のハードルが低いことが特徴です。

しかし、効果が出すにはコツコツと継続して投稿を続けなければなりません。

インスタグラムの利用率は、今後も増えていく見込みであるため、今回をきっかけに始めてみてはいかがでしょうか?

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次