【鍼灸向け】電子カルテの選び方は?事前にチェックすべきポイントを解説

これから電子カルテを導入したいと考える鍼灸師も多いのではないでしょうか。

毎日手に取るカルテである分、できるだけ使いやすいものを選びたいと思いますよね。

色々な種類・メーカーの電子カルテがある反面、選び方に悩む鍼灸師も少なくありません。

そこでこの記事では、導入後の業務効率向上とスムーズな患者管理を実現するために、電子カルテを選び方のポイントについて解説します。

目次

電子カルテの選び方のポイント

必要な機能があるのかチェックする

電子カルテと一口にいっても、各メーカーで提供している機能には違いがあります。

機能が増えれば料金も高くなるので、全部の機能があれば最適というわけでもありません。

まずは自分がどんな機能を必要としているのかから、電子カルテを探してみるといいでしょう。

以下は、機能の一例です。

カルテのカスタマイズ

カルテの記入項目をカスタマイズできる機能です。

治療をするうえで、独自で必要な情報を追加することができます。

カルテ検索機能

必要なカルテを検索して、すぐに見つけることができる機能です。

素早く治療履歴を見れるため、質の高い診断や治療計画の立案がスムーズにできます。

テンプレート入力

よく記入する文をテンプレート登録し、入力できる機能です。

メーカーによっては、人体図のテンプレートなどが使えるものがあります。

繰り返しの入力時間が短縮されるほか、記録が見やすくなります。

手書き入力

手書き入力は、直接書き込める機能です。

キーボード入力よりも早く、自由な表現で記録することができます。

写真保存

患者さんの治療経過など、言葉では記録しにくいものを写真で記録することができます。

医療事故リスクがある鍼灸では、治療や教育用だけでなく、リスク管理としても役立ちます。

他システムとの連携

電子カルテのなかには、他のシステムとの連携ができるものもあります。

予約と同時にカルテの患者情報を保存できる機能や、売上を見れる会計システムなどがあります。

連携機能による情報共有は、業務全体を効率化させます。

レセプト機能

保険申請時に必要な書類をまとめて作成できる機能です。

ただ、各自治体ごとに保険の規定は異なるため、ほとんどの電子カルテにはレセプト機能は付いていません。

患者さんとのチャット機能

患者さんと治療の経過観察をするうえで、役立つ機能です。

治療に時間がかかるケースでは、治療計画に対する患者さんの積極的な参加が必要です。

院外での患者さんとのコミュニケーションは、治療効果を最大限に引き出してくれます

サポート体制を確認する

電子カルテの導入と運用には、サポート体制が欠かせません。

使い方が分からない時やトラブル発生したときに、素早く対応し、解決してくれるメーカーは安心です。

特に導入時では、初期設定のほか、使い方のトレーニングが必要なため、手厚いサポートが必要となります。

電話でのサポートなのか?メール・チャットのみなのか?人が対応してくれるのか?など受けられるサポートをチェックしておきましょう。

コストを見積る

電子カルテ導入において、費用は重要な検討項目の1つです。トータルコストや将来にわたってかかる費用を考えておきましょう。

電子カルテにかかる費用を考える際には、以下のポイントをおさえておきましょう。

  • 初期費用

独自にサーバーを持ったり、システムを発注する場合は、初期費用が数十万円以上かかると言われております。

一方でメーカーが提供するシステムをそのまま使う場合は、初期費用が0~数万円と気軽に始めやすくなっています。

  • 月額費用

システムの保守やアップデート等にかかる費用として、月額費用がかかります。

「基本料金+利用量ごとの追加料金」といった料金システムを設定している場合もあります。

患者が多く、利用する回数が多かった月では、予想よりも多額の費用が請求されるケースは少なくありません。

そのため、ランニングコストを安く済ませたい方は、料金システムをチェックしておきましょう。

  • オプション費用

基本的なサービスに含まれていない、追加の機能や利用上限に対して支払う費用です。

外部システムとの連携や予約システム、会計システムといった欲しいサービスレベルごとに、オプション費用を含めたトータルコストはいくらなのか、計算しておきましょう。

無料期間で試すのがおすすめ!

使いやすい電子カルテは、見やすいデザインで直感的に操作しやすいことが特徴です。

情報を素早く・正確に出し入れできる電子カルテは、業務効率と治療のクオリティを最大限に高めてくれます。

ただ、使いやすさは、使うユーザーの好み・感覚によって変わります。

そのため、各メーカーの電子カルテに手を触れたなかで、自分の直感にピッタリ合うものを見つけましょう。

多くの電子カルテのメーカーは無料でお試しできるトライアル期間を提供しています。

気になる電子カルテがあれば、まずは試してみることをおすすめします。

まとめ

本記事では、電子カルテを選ぶときのポイントを紹介しました。電子カルテを導入することで得られるメリットは大きいです。

自院に合った電子カルテを選ぶポイントとして、「必要な機能があるのか」「サポート体制は充実しているのか」「コストが予算内なのか」「無料期間でお試しできるのかの4つをチェックしましょう。

本記事でご紹介した4つのポイントを参考に、各メーカーの電子カルテに触れながら、自分にピッタリな電子カルテを見つけましょう。

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