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2025年9月21日(日)にセイリン福岡営業所にて「運動器系愁訴における経筋治療セミナー」を開催しました。
現地参加とオンライン配信を組み合わせたハイブリッド形式であり、多くの鍼灸師の方々にご参加いただきました。
ご参加されたみなさん、誠にありがとうございました!
オンライン後の実技講演では、積極的に質問する姿もみられました。
開催レポートとして、その一部始終を紹介します!
経筋治療とは?

経筋とは、簡単に言うと「経絡上にある筋肉群」を指します。
東洋医学では、動作時に感じるつっぱり・引きつり・けいれん・痛みといった筋肉の異常を、「経筋病(けいきんびょう)」と呼びます。
今回のセミナーでは、こうした運動器愁訴に対して、カンタンかつ効果的な鍼治療法として「経筋治療」が紹介されました。
経筋治療では、痛みや愁訴が現れている部位を通る「経筋ルート」にあるツボに意図的に刺激を与え、症状が変化するかどうかを確認することで、経筋治療の適応かどうかを判断します。
特に通常の治療(臓腑・経脈・局所の調整)した後に残る運動時痛は、ほとんどが経筋病であるケースが多く、微弱な鍼刺激(温熱刺激)のみで劇的な効果を発揮するとされています。
【講師】藤巻光史先生のご紹介

株式会社エクシド大丸 代表取締役/はり灸大丸健康院・鍼薬健美堂 院長
鍼灸学士/医薬品登録販売者(漢方専門士)/子宝カウンセラー指導士
明治鍼灸大学卒業。在学中は泌尿器・生殖器系を専攻し、卒業後は福岡市内の統合医療を実践するクリニックにて経験を積む。現在は長崎県佐世保市にて、漢方薬と鍼灸を融合させた「はり灸大丸健康院・鍼薬健美堂」を運営。医療・健康・美容をインナーケアから支える「地域のかかりつけ漢方鍼灸院」として、妊活・不妊治療、女性のホルモンケア、慢性症状への対応など幅広い分野で臨床を行っている。
経筋治療を深掘り|オンライン&実技の様子を紹介

経筋治療の基本的な考え方から臨床での実践方法まで、4時間前後にもわたる濃い内容となりました。
セミナー後すぐに実践できる内容として、そのまま現場で活かせる実技やテクニックなど紹介される。
実技では「触診・問診・刺鍼」を徹底解説
実技パートでは、患者役・施術者役に分かれたシミュレーション形式で行われ、問診・触診・刺鍼の一連の流れを再現。
- 問診の勧め方
- 効果実感を目的としたバイタルチェックを使った説明
- 触診のコツ
といった、現場に即した丁寧な解説がされました。
問診の進め方・効果実感させるためのトーク術

経筋治療では、効果をすぐに実感できるところが魅力の1つ。
ただし、実際に経筋治療によって治療効果が出ていたとしても、患者さんとのコミュニケーションが不十分だと、その効果に気づいてもらえないことになるケースも…。
そこで藤巻先生からは、経筋治療における現場でのカウンセリングのコツや、効果を実感してもらうために有効なバイタルチェックの活用法について、実践的な解説が行われました。
刺鍼ポイントの特定には「患者の疼痛反応」がカギ

経筋治療では、痛みや愁訴が現れている部位を通る「経筋ルート」上のツボに刺激を加え、患者さんの痛みの反応をもとにツボを特定することが基本となります。
今回は、滎穴・兪穴といったツボにおいて、最も圧痛が強いポイント(最大圧痛点)を探す手法が紹介されました。
道具を用いたマーキングによって、視認性を高めたうえで刺鍼することで、触診の精度を高める工夫がされています。

※受講者が圧痛点を探す様子
短い鍼・円皮鍼を使った刺鍼を紹介

短い鍼を使った経筋治療の施術を紹介されました。短い毫鍼として、エリピースを使った刺鍼のやり方について、解説。
鍼(毫鍼)が苦手な方、施術後の効果持続を目的とした方向けに、パイオネックス(0.6㎜)を使った方法を紹介されました。

さいごに
藤巻先生には、経筋治療の流れや施術のポイントについても丁寧にお話しいただき、非常に学びの多い貴重な時間となりました。
お忙しいなか、わかりやすく詳しいご解説をいただき、誠にありがとうございました。
今回の内容を通して、経筋治療に興味を持たれた方や、もっと深く知りたいという方は、以下よりお気軽にお問い合わせください。
経筋治療セミナーにて、使われた「エリピース」「パイオネックス(0.6㎜)」のサンプル希望の方は、お問い合わせフォーマットにて「経筋セミナーをきっかけに、エリピース○番、パイオネックスイエロー」など記載ください。


















