鍼灸院に物販は導入すべき?売れ筋商品とメリット・デメリットを徹底解説

自院で物販を取り入れようと考えている鍼灸師の方は多いのではないでしょうか。

収入を増やしたり、患者さんに喜ばれる商品を提供したいという思いがある一方で、「どんな商品を選べば良いのか」「売り上げにつながるか不安」と悩むこともあるでしょう。

そこで本記事では、物販を導入するメリットとデメリット、注意点やおすすめの商品をご紹介します。

目次

鍼灸院に物販を導入するメリット・デメリット

鍼灸院に物販を取り入れる際は、メリットとデメリットを比較し、無理のない形で運用することが大切です。

ここでは、物販のメリットとデメリットを解説します。導入を検討する際の参考にしてください。

メリット

物販を取り入れることで、次のようなメリットが得られます。

  • 収益アップが期待できる
  • 患者の満足度向上につながる
  • 他の院との差別化ができる

収益アップが期待できる

施術に加えて関連商品を販売することで収益アップが期待できます。

例えば、セルフケア用のお灸やツボ押しグッズを取り入れると、患者さんが自宅でケアを続けやすくなります。

施術に物販商品を使うことで、繰り返し購入される機会が増え、収益の安定にもつながります

また、施術の予約が少ない日でも、物販があることで売上を補うことができるのもメリットです。

患者の満足度向上につながる

鍼灸院で取り扱う商品は、施術の効果をサポートしたり、体調管理に役立つものが中心です。

セルフはりやお灸などを販売することで、患者さんが自宅でもケアを続けやすくなります。

院内で直接購入できると、気軽に相談しながら選べるので、「どれを選べばいいかわからない」と迷うことも少なくなります。

施術だけでなく、物販を通して日頃の健康管理をサポートすることで、患者さんの安心感や信頼につながります。

他の院との差別化ができる

物販を取り入れることで、他院にはない独自の魅力を引き出せます。

例えば、オリジナルの健康商品を販売すれば、「ここでしか買えない」と特別感を感じてもらえます。

また、特定の症状に合わせたセット商品を用意するのも効果的です。

▼セット例

  • 温活セット:お灸+ハーブティー+温熱パット
  • 美容鍼セット:ツボ押しグッズ+フェスマスク+エッセンシャルオイル

自院ならではの強みを活かした物販を取り入れることで、リピーターを増やし、競争力を高めることができます。

デメリット

物販の導入にはメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。

  • 初期費用がかかる
  • 在庫管理の手間
  • 売れないことがある

これらもしっかり理解しておきましょう。

初期投資がかかる

物販を始めるには、商品の仕入れ費用に加え、販売スペースの確保が必要です。

特に在庫を持つ場合、売れ残りのリスクや管理コストも考慮しなければなりません。

また、商品棚の設置や支払い方法の準備も求められるため、導入時の計画が重要になります。

最初はコストを抑えつつ、少量から販売を始めるなど、無理のない範囲でスタートすることが大切です。

在庫管理の手間

商品を仕入れると、在庫を管理する手間が増えます。

賞味期限がある健康食品などは、売れ残ると廃棄しなければならないこともあるでしょう。

また、人気の商品はすぐに売り切れてしまうため、適切な仕入れ量を見極めることが大切です。

在庫管理の負担を減らすためには、商品の売れ行きを把握するための表を作り、消費ペースを定期的にチェックすると良いでしょう。

最初は少量から始めて、売れ行きを見ながら徐々に仕入れ量を増やしていくと安心です。

売れないことがある

期待して仕入れた商品でも、患者さんのニーズに合わなければ思ったように売れないことがあります。

また、商品の魅力が十分に伝わらなければ、関心を持たれても購入につながらないことも考えられます。

販売スペースの見せ方や説明の仕方も売れ行きに影響するため、状況に応じて陳列や紹介方法を工夫し、品揃えを見直すなど柔軟に対応することが大切です。

鍼灸院で物販を行う際の注意点

鍼灸院で物販を始める際は、事前に法律の確認や販売方法の工夫などが必要です。

ここでは、スムーズに物販を進めるための注意点を解説します。

法律や規制を理解する

鍼灸院で物販を行う際は、取り扱う商品の種類によって法律や規制を確認することが大切です。

例えば、健康食品や医薬部外品の販売には、特定の許可や表示義務がある場合があります。

また、広告の表現にも注意が必要で、治療効果を断定する表現は薬機法に触れる可能性があります。

患者さんに誤解を与えないよう、適切な形で提供しましょう。

押し売りしない

物販を取り入れる際は、患者さんに無理に勧めるのではなく、自然な流れで提案することが大切です。

施術中の会話の中で悩みを聞き、その解決策の一つとして商品を紹介すると、受け入れやすくなります。

例えば、「このお灸は、同じような症状の方が自宅ケアで使われていますよ」と、あくまで選択肢として提案すると、患者さんも安心して検討できます。

また、実際に試せるサンプルを用意するなど、患者さん自身が納得して選べる環境を整えることも大切です。

無理に購入をすすめると、患者さんに負担を感じさせてしまうこともあります。

押し売りは避け、安心して選んでもらえるよう心がけましょう。

売上・利益を考えた価格設定をする

物販を成功させるためには、適切な価格設定が鍵です。

仕入れ価格に対して販売価格を決める際、単純な利益率だけでなく、患者さんが購入しやすく、リピートしやすい価格を考慮することが重要です。

施術とセットで提案することで、価格に対する納得感を高めることができます。

「このツボ押しグッズを使うと、施術の効果が長持ちしますよ」といった形で、価値を伝えながら提案するのもおすすめです。

売上も重要ですが、患者さんが続けやすい価格設定を心がけましょう。

返品・クレーム対応に備える

物販を行うと、返品やクレームが発生することもあるため、あらかじめ返品条件を明確にしておくと安心です。

例えば、「未使用・未開封の商品に限り返品可能」といったルールを設けておくと、トラブル防止につながります。

クレームがあった場合は、患者さんの声にしっかり耳を傾け、誠実に対応することが大切です。

「ご不便をおかけしました」といった言葉を添え、解決策を提案することで信頼を保ちましょう。

いざというときに慌てないように、事前に方針を決めておくと安心です。

鍼灸院の物販におすすめの商品

鍼灸院で物販を取り入れる際、患者さんに役立つ商品を選ぶことが大切です。

ここでは、実際の施術やセルフケアに活用できるおすすめの商品を紹介します。

自院のニーズに合った商品を選んで、患者さんの満足度を高めましょう。

鍼シール(鍼先がないタイプ)

鍼シール(円皮鍼)は、一般の方でも簡単に使える鍼として人気です。

貼るだけで気になる部位に刺激を与えることができ、患者さん自身でも自宅で手軽にケアができます。

鍼先が尖っていないため、痛みが少なく、施術後のアフターケアや、慢性的な症状の緩和に役立ちます。

忙しい患者さんや日常的にセルフケアをしたい方におすすめしやすいアイテムです。

【鍼シール(鍼先がないタイプ)を使ったアドバイス例】

肩こりに悩む患者へのアドバイス

患者:「なかなか寝つけなくて困っています」
鍼灸師:「リラックス効果を高めるために、鍼シールを手首の内側や耳の後ろに貼ってみてください。」

→患者は、鍼シールの使い方を理解し、より効果的に活用できる。

ローラー鍼

ローラー鍼は、筋肉の緊張を和らげ、血行促進に役立つアイテムです。

「刺さない鍼」として痛みを伴わず、「コロコロ転がすだけ」の簡単な使い方なので、患者さんも無理なく続けやすいです。

優しい刺激で、子どもや高齢者にも使用できます。

美顔鍼のセルフケアとしても相性が良いです。

台座灸

台座灸は、もぐさを台座に乗せたお灸で、熱が穏やかに伝わるのが特徴です。

直接肌に触れないため、初心者の患者さんにも勧めやすく、自宅でのセルフケアにも適しています。

煙やにおいが少ないタイプもあり、好みに合わせて選べるのも魅力です。

冷えやコリが気になる患者さんに紹介しやすいアイテムです。

こりスポッと

こりスポッとは、セイリン株式会社が開発した粒タイプの鍼シールです。

シールを貼るだけで、気になる部位に刺激を与えられるため、患者さんの普段のケアとして取り入れやすいアイテムです。

接触部が樹脂製なので、金属アレルギーの方やはりが苦手な方でも使いやすく、安心して紹介できます。

さらに、使い捨てタイプで衛生的なため、物販商品としても扱いやすいアイテムです。

【こりスポッとを使ったアドバイス例】

肩こりに悩む患者へのアドバイス

患者:「最近、肩こりがひどくて…」
鍼灸師:「それなら、こりスポッとを肩のこの部分に貼ると効果的ですよ」
鍼灸師:「特に、肩甲骨の内側あたりに貼ると、筋肉がほぐれやすくなります」

→患者は適切な貼付位置を知ることで、商品の効果を最大限に引き出せる。

家庭用貼付型接触粒 こりスポッと

このように、鍼灸師が症状に合わせた貼付場所や使い方をアドバイスすることで、商品の価値が高まり、患者の満足度向上につながるでしょう。

物販向けの商品を仕入れるなら「オリエンタルマート」がおすすめ

自院で物販を始めたいけれど、「どこで仕入れればいいの?」と悩んでいませんか?

そんな方におすすめなのが、鍼メーカーであるセイリン株式会社が運営する公式オンラインストアの「オリエンタルマート」です。

このサイトでは、鍼灸院で扱いやすい商品が豊富にそろっています。

患者さんに紹介しやすい、鍼シール(粒タイプ)や台座灸、その他セルフケア用品も充実しています。

セイリンが厳選した、品質の確かな商品を安心して仕入れることができます。

また、オンラインストアなので、必要なときに手軽に注文できるのも魅力です。

物販を始める第一歩として、ぜひ一度チェックしてみてください。

セイリン公式オンラインストアをみる

オリエンタルマート

まとめ

物販を取り入れることで、収益や患者満足度アップを狙えますが、初期投資や在庫管理の負担も考慮しておきましょう。

商品選びや販売方法を工夫し、患者さんに自然に提案することが成功の鍵です。

物販は鍼灸院の魅力を引き出すポイントのひとつです。この記事を参考に、自院に合った方法で取り入れていきましょう。

商品選びに迷ったら、ぜひ「オリエンタルマート」を覗いてみてくださいね。

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