都市部で鍼灸院を開業したいけれど、「競合が多くてやっていけるのか不安」「都市部ではどんな鍼灸院が向いているのかわからない」と迷っていませんか?
都市型開業は、人口が高く、集客チャンスも豊富な一方で、家賃や競争の激しさなどのリスクがあります。
この記事では、都市型鍼灸院のメリット・デメリットを整理し、どんな人に向いているか、開業前に押さえるべきポイントまで解説します。
都市型鍼灸院とは?

鍼灸院を開業する場合、「都市型」か「郊外型」の2つのうちどちらか選ぶことになります。
都市型鍼灸院とは、商業施設や住宅密集地など多くが集まる都市部で開業するスタイルを指します。
ここでは、都市型鍼灸院と郊外型の違いや、都市型開業が注目される理由について詳しく解説していきます。
都市型か郊外型か

都市型は人口が多いため、集客のチャンスが多いように見えます。
しかし、集客レベルの高いライバルが集まりやすく、物件費用も高いため、経営リスクは高めです。
一方で、郊外型は家賃を抑えられ、競合による値下げ競争に巻き込まれにくいことが強みです。
ただし、人口減少の影響を受けやすく、だんだん集客が難しくなる可能性があります。
| 都市型 | 郊外型 | |
|---|---|---|
| メリット | ・人口が多く、集客チャンスが多い ・高単価を狙いやすい ・○○美容鍼などのトレンド施術で院のブランディング化しやすい | ・建物の自由度が高く、外観や内装を工夫できる ・家賃などの固定費が安い ・集客の差別化がしやすい |
| デメリット | ・競争が激しい ・家賃などの固定費が高い ・スペースが狭いため、回転率が低い | ・人口減少により長期的に集客力が減少する可能性がある ・低単価帯になりがち ・顧客層の固定化により、新規開拓がしづらい |
都市型開業が注目される理由

都市型開業が注目される理由には、「1部屋から始められるようになった」背景があります。
最近では、レンタルサロンの普及や、鍼灸院開業が認められたマンションの登場により、テナントを持たずに都市部で開業できるようになりました。
また、落ち着いた空間で施術を受けたいという「プライベートサロン」への顧客ニーズの高まりもあり、それに応える形でプライベートサロンの開業を選ぶ鍼灸師が増えてきました。
こうした背景から、都市型開業は「初期費用を抑えつつ、集客と単価アップが狙える」スタイルとして注目を集めています。


都市型鍼灸院のメリット
都市型鍼灸院には、主に以下のメリットがあります。
- 見込み患者数が多い(人口密度の高さ)
- トレンド・ブランド戦略と相性が良く、高単価を狙いやすい
- 人目につきやすく集客のチャンスが多い
顧客層に囚われにくい
都市部には、学生や会社員、主婦などさまざまな人が集まるため、「誰に向けて開業するか」が決めやすいです。
また、時間帯ごとに人の流れが変わるため、1日を通して集客のチャンスが途切れにくいケースもあるでしょう。
人の流れに合わせて施術メニューや営業時間を調整すれば、効率的に集客でき、早い段階で売上につなげることができます。
トレンド・ブランド戦略と相性が良く、高単価を狙いやすい
都市部では、トレンド施術や○○式といった“ブランド化”されたメニューとの相性が良く、戦略的な打ち出しがしやすい環境です。
また、美容や健康への投資意欲が高い層が多く、高単価なメニューでも抵抗なく受け入れてもらえる傾向があります。
立地そのものが広告となる
「立地が7割」と言われるほど、開業場所は集客に大きく影響します。
人通りの多い場所に院を構えれば、日々の暮らしの中で自然と目に留まり、広告なしでも新規の来院につながりやすくなります。
特に駅前や商業エリアでは、看板や外観がそのまま集客ツールになり、存在自体が街の中で認知されていくのが都市開業のメリットです。
都市型鍼灸院のデメリット
都市型鍼灸院には、主に以下のデメリットがあります。
- 固定費が高い
- 競合が多く差別化が必須
- 広告レベルが高い
固定費が高い
都市部での開業は、固定費の高さは覚悟しておきましょう。
たとえマンションの一室でも、郊外に比べて賃料は高めになるのが一般的です。
開業後、集客が思うようにいかなくても、毎月の高い固定費を支払わなければならないため、しばらく収入がゼロでも持ちこたえられる余裕をもった資金計画を立てておく必要があります。
競合が多く差別化が必須
都市部では、同業の院やサロンが密集しているため、他店との差別化ができていないと集客が難しくなるリスクがあります。
競合が多いぶん、低価格競争が起こりやすく、そこに巻き込まれるリスクも高くなります。
都市部で安定した集客を続けるには、女性専門や特定の施術に特化するなど、コンセプトや強みを打ち出すことが欠かせません。
広告レベルが高い
都市部では競合が多いため、広告レベルも自然も上がっていきます。
資金力のあるグループ院では、上位プランや有料オプションを使って目立つ位置を確保するといった、広告費をしっかりかけているケースも少なくありません。
体力の少ない個人院にとっては、こうした土俵で勝負するのが難しい場面もあるため、価格ではなく“選ばれる理由”を明確にした差別化が必要不可欠です。
都市型に向いている人は?

たとえ都市部で開業しても、すぐに収入が安定するとは限らないため、しばらく無収入でも持ちこたえられる資金力や準備があることが前提になります。
運営面については、保険診療中心では、集患があっても単価の限界により利益が伸びにくく、経営がジリ貧になるリスクがあります。
そのため、都市部での開業には、保険診療に依存せず、差別化された自費メニューや専門性を打ち出せることが重要です。
自らの強みを明確にし、事業戦略を持って経営の舵を取れる人こそ、都市部での開業に向いているといえます。
開業前に押さえておくべきポイント

都市型の鍼灸院を開業するには、事前の準備がかなり大切となります。
ここでは、基本的に押さえておくべきポイントを解説します。
物件選び(立地/駅近/看板)
物件は、集客力を決定付けます。
どれだけ良い技術やサービスを持っていても、物件が悪ければ“知られない・知っていても選ばれにくい”状況に陥ります。
都市部での開業を考えるなら、どんな層にウケが良いかを踏まえたうえで、物件のデザインや周辺エリアでの人の流れにも目を向けることが大切です。
物件選びは、商圏調査とセットで考えるのが基本となるため、詳しいやり方について以下の記事で紹介していますので、ぜひ、参考にしてみてください。

集客戦略(Web/SNS/MEO対策)
都市部では、競合の集客レベルは高いです。
資金力のあるグループ院は、有料プランでポータルサイトの上位に表示させたり、SEOに強い高額なホームページ業者に依頼していることがほとんどでしょう。
しかし、資金に限りのある個人の鍼灸院では、同じような集客戦略は難しいのが現実です。
そこでおすすめなのが、MEO対策です。
MEOは、近くで鍼灸院を探している“今すぐ客”に見つけてもらいやすく、費用をかけずに集客できる手段として効果的です。
初めて開業する方に向けて、MEOを含む集客戦略をまとめた資料を以下にご用意しています。
ぜひダウンロードして参考にしてみてください。

まとめ:都市型開業は「攻め」の選択肢
都市型開業は、人が集まりやすく、集客のチャンスが多い“攻め”の選択肢です。
その反面、競合も多く、なんとなく始めると競合に埋もれてしまうリスクもあります。
だからこそ、開業前の事業計画やコンセプトの準備がとても重要です。
開業を考える方は、当サイト(カルテラス)にて、役立つ記事を発信していますので、ぜひ参考にしてください。



















